子犬の迎え方
ボストンテリアの子犬の迎え方|ブリーダー・ペットショップ・里親の選び方

ボストンテリアの子犬を迎えるとき、いちばん大切なのはどこから・どんな状態の子を迎えるかです。経路によって会える子も確認できることも変わりますし、迎えたあとの相談しやすさも違います。ここでは、ブリーダー・ペットショップ・里親という3つの入手経路と、後悔しないための見分け方・準備をまとめました。
ボストンテリアの子犬を迎える3つの経路
ボストンテリアを迎える方法は、大きく分けてブリーダー直販・ペットショップ・里親(保護団体)の3つです。どれが正解ということはなく、何を重視するかで向き不向きが変わります。まずはそれぞれの特徴を整理しておきましょう。
- ブリーダー直販:親犬や育った環境を直接見られるのが最大の利点です。短頭種であるボストンテリアの体型や気質に詳しい人が多く、その子の食事の量や回数、これまでの様子まで具体的に聞けます。迎えたあとも相談しやすい関係を続けられることが多い一方、子犬に出会えるタイミングは生まれた時期に左右されるため、希望の毛色や性別だと待つこともあります。
- ペットショップ:実際に子犬を見てその場で手続きまで進めやすく、用品やフードも同時にそろえやすいのが手軽な点です。一方で、親犬や育った環境までは確認しにくいことが多く、価格も比較的高めになりがちです。気になる点はその場で店員に質問し、健康状態の説明を受けておきましょう。
- 里親・保護団体:さまざまな事情で新しい飼い主を待っているボストンテリアを迎えられます。譲渡費用が抑えられる場合があり、社会的な意義も大きい選択です。子犬よりも成犬が中心になりやすく、譲渡条件や事前審査、面談がある点は早めに確認しておくと進めやすくなります。
ブリーダーから迎えるメリットと注意点
親犬の様子や育った環境を自分の目で確かめたい人には、ブリーダー直販が向いています。ボストンテリアは鼻が短い短頭種で、呼吸や皮膚にデリケートな面があります。親犬や兄弟犬を見られると、成長後の体つきや気質をイメージしやすくなります。
注意したいのは、ブリーダーといっても対応の質に差があること。良いブリーダーかどうかは、価格ではなく対応で見分けます。自分の繁殖方針に信念を持ち、食事やしつけ、社会化の進め方まで一つひとつ説明してくれる人ほど、迎えたあとも頼りになります。次の4点を目安にしてみてください。
- 親犬や飼育環境を見学させてくれるか(断られる場合は理由を確認)。
- 健康状態・血統・これまでの飼育について丁寧に説明してくれるか。
- こちらの質問にきちんと答え、即決を迫らないか。
- 迎えたあとも相談に乗ってくれる関係を続けてくれるか。
見学のときにチェックしたいこと
実際に犬舎やお店を見学できるなら、次の3点を見ておくと判断しやすくなります。写真や説明だけでは分からないことが、現地ではよく見えます。
- 親犬の様子:人に慣れているか、極端に怯えたり攻撃的だったりしないか。親の気質は子犬にも影響します。
- 飼育環境の清潔さ:ケージや床がきれいに保たれているか、過密になっていないか、においがこもっていないか。
- 社会化:人や物音に慣れているか、兄弟犬と過ごせているか。社会化期を親元で過ごした子は落ち着きやすい傾向があります。
子犬を迎える適齢|生後8週以降が基本
子犬を迎えるタイミングにも、守るべき目安があります。日本では2019年の改正動物愛護管理法により、生後56日(8週)を経過しない犬の販売・引き渡しが禁止されています。これは「8週齢規制」と呼ばれるものです。
法律の面だけでなく、子犬の発達の面でも8週齢以降が望ましいとされています。生後6〜8週齢は感受性が高い大切な時期で、母犬や兄弟犬とのやり取りを通じて、噛む力の加減や犬同士の関わり方、人との接し方を学んでいきます。離乳期はおおよそ7〜10週齢で、この時期を通して子犬は母犬から多くのことを教わります。早く離しすぎた子犬は心身ともに弱くなりやすく、人を怖がる傾向が出ることもあるといわれます。実際には、生後70日前後まで親元で過ごした子犬のほうが落ち着いている、という声も少なくありません。健康と四肢が健全であることを確かめたうえで、焦らず適齢を待つのが安心です。
健康チェックと契約書・保証の確認
どの経路で迎える場合も、迎える前に健康状態と書類を確認しておくと安心です。ボストンテリアは皮膚や目がデリケートな犬種なので、迎えてからの体調管理にもつながります。
- ワクチンの接種状況と、その証明書を受け取れるか。
- 健康状態の説明(これまでの体調、気になる点があるか)。
- 契約書・保証の有無と内容(万一のときの対応、生体保証の範囲)。
性別やきょうだいの中での様子も見ておく
子犬を選ぶとき、性別やきょうだいの中での立ち位置も参考になります。一般的に、男の子は元気で素直な子が多く、女の子は比較的落ち着いて穏やかな子が多い傾向があるといわれます。ただし個体差が大きいので、あくまで目安です。見学では、極端に怖がったり攻撃的だったりしないか、人の手に慣れているかを見ておきましょう。生活スタイルや家族構成に合うかどうかで考えると、迎えたあとのミスマッチを防ぎやすくなります。
迎えてからかかりやすい不調を知っておきたい方は、ボストンテリアがかかりやすい病気もあわせてご覧ください。
迎える前に準備しておくもの
迎える日が決まったら、当日に慌てないよう先に環境を整えておきます。最低限そろえておきたいのは次のものです。
- サークル・ケージ:安心して過ごせる専用スペース。留守番時の安全確保にもなります。
- トイレトレー・トイレシート:掃除しやすいタイプだと衛生的に保てます。
- 食器・水入れ:滑りにくいものや高さのあるものが食べやすい。
- フード:迎え先で与えていたものと同じものを用意。急に変えるとお腹に負担がかかります。
- ベッド・マット:季節に合った素材で、柔らかすぎないものを。
迎えたあとの過ごし方や体調管理はボストンテリアの子犬の育て方、暮らし全般はボストンテリアの飼い方にまとめています。
価格だけで選ばない
ボストンテリアの子犬は、迎える経路や血統、毛色、時期によって価格に幅があります。ただ、安さだけを基準に選ぶのはおすすめしません。極端に安い場合は、健康状態の説明があいまいだったり、見学を断られたり、適齢前の引き渡しだったりすることもあります。迎えたあとに相談できる相手がいないと、結果的に困るのは飼い主と子犬です。価格と、健康・環境・対応のバランスで判断しましょう。長くいっしょに暮らすパートナーだからこそ、最初の入り口を丁寧に選ぶことが、その後の暮らしやすさにつながります。子犬の相場や価格の見方はボストンテリアの値段・価格相場でくわしく解説しています。
ボストンテリアそのものの特徴や暮らし全体を知りたい方は、ボストンテリアの完全ガイドもあわせてどうぞ。
最終更新:2026年6月14日 / 編集:WATA編集部(ボストンテリア専門)